今回はファブリスのキューブの中身の確率についての検証です。キューブ関連はまだまだ種類もありデータ収集中なのである程度たまったらまた記事にしたいと思います。
検証内容
過去のキューブ系検証と同じようにサブキャラも含めてファブリスのキューブを集めて開封して出たものをメモしました。
試行回数は126回でプラチナサービスで3回まで追加開放した場合は21日分に相当します。
もし、追加開封しないプラチナサービスの場合は63日となり約2か月分となります。
完全無課金の場合は126日分です。
※完全MU課金!?
結果
各アイテムごとの分類にまとめた場合は以下になります。
上記の表をグラフで表すとこんな感じです。
割と進化の破片は確率が高いですが、ミューンについては10%未満となっています。
もう少し詳細に、出てきたアイテムの詳細で集計した場合は以下になります。
なお、進化の破片だけに絞り込むと以下のような確率です。
これでわかるのは、進化の破片が出てもほぼ3個しか出ないという事です。
考察
いつもの無意味な考察です。
上記の結果の通りミューンの出現率は9%程度のため、どうしても急いでミューンが欲しい場合は少なくとも11回程度は開く必要があります。
ファブリスのキューブは1回あたりの追加開封で10レッドゼン使用するので、最短で手に入れようとした場合は2日で80レッドゼンかかることになります。
そこで比較対象として出てくるのはこちら。
開封した確率は珍しく公式で開示されているので持ってきました。
少し整理して分類ごとの確率にまとめました。
上記をグラフにまとめてみました。
上記の通り、もしミューン目的でファブリスの箱を追加開封するぐらいだったらミューンボックスを買ったほうが案外安いかもしれません。
余談
余談ですが、こういったガチャ要素についてはリアルとゲームは考え方が大きく異なります。
例えば確率1%などの特定のミューンを狙ったとした場合、以下のような考え方になります。
リアルガチャ:過去に引いた情報を積み重ねるため、100枚のチケットがあればチケット全部購入するとあたりが発生する。
ゲームガチャ:過去の情報を引きつかず、毎回抽選となるため100回引いても全部外れる可能性がある。
そのため、リアルガチャは100人が100回やれば全員が当たる仕組みになりますが、ゲームガチャは以下の計算式の通り結構な人が当たりません。
1 -(0.99)^100 ≒ 63%
※99%が外れるので、連続で100回外す確率から求める。
ゲームガチャの場合は63%しか当たらないという事になります。
極端に言えば1%の確率のアイテムを100人が100回ずつチャレンジした場合、63人が当たりますが37人は当たらない。
さらに200回チャレンジしても計算上は13.3人は当たらない。
さらにさらに300回チャレンジしても4.9人は当たらない。
さらにさらにさらに500回チャレンジしても0.65人は当たらないことになります。
このように「ゲーム内のガチャ確率の考え方は現実と大きく異なる」のでご注意ください。
確率だらけのゲームはデータの積み重ねをしてみると楽しいですが、計算すればするほどギャンブルは自分の中で金額のラインを決めてほどほどにしたほうがいいと理解できます。
余談の余談
ちなみに日本オンラインゲーム協会が出しているガイドラインには以下のような文言があります。
ソース: https://japanonlinegame.org/wp-content/uploads/2017/06/JOGA20160401.pdf
「ガチャアイテムの種別毎に、その提供割合を表示する。」
キューブの追加開封は「ガチャではない」という解釈だと思うのですが、リアルマネーの消費にはかわりないので限りなく黒に近いグレーだと個人的には思います。
ついでですがアーティファクト作成のボックスについても割とグレーな気がします。
「いずれかのガチャレアアイテムを取得するまでの推定金額の上限は50,000円以内とし、当該上限を超える場合、ガチャページにその推定金額を表示する。」
上記項目は1つのアイテムあたりなので牙の材料1つを5万以内に手に入れると考えると5つそろえるために推定25万以内であれば抵触しないことになるという解釈ができます。
追記:8/10 13:36
いろいろ書きましたがよくよく調べてみるとWebZEN Japan社は日本オンラインゲーム協会の会員じゃなかったので関係ない話でした。